居抜き物件にはどんなデメリットがあるのか

居抜き物件の大きなデメリットとしては、前の店舗がそこで店を開いていて失敗をしているという点にあります。
前の店が退去した理由が売上の不振ではなく別のオーナーの都合であったり、より良い店舗が見つかったので移転をしたというケースであれば問題がないのですが、単純に売上が悪くて撤退をしたという場合には注意をしなければなりません。
その店のサービスや接客に問題があり人が寄り付かなかったというのであれば、より良いサービスや接客をすることで売上を上げることは可能となりますが、その地域で需要がない業態だったという時にはどれだけサービスが良くても売上が伸びないということがありえますから、前の店の撤退理由によっては同じ失敗をしやすいというのが大きなデメリットとなってしまいます。

居抜き物件の最大のデメリットは

居抜き物件を選ぶ上で最も気をつけておかなければならないという点は、その前の店が潰れているという点です。
前の店が潰れたわけではなく、売上が良かったのにオーナーの体調不良で店を閉めなければならなくなった、売上が好調だったためより良い立地の場所に移転をしたという場合では問題がありません。
しかし、売上が不振だった場合には注意が必要でなぜ売上が不振だったのかをはっきりさせておかなければ、前の店と同じような理由で売上が伸びずに撤退を余儀なくされてしまうこともあるのです。
どれだけサービスや接客が良くても人がなぜか入らない立地というのがありますから、そのような理由によって前の店が潰れていた場合には、その跡地に入ったとしても同じような理由で潰れてしまい可能性は高いのです。

需要がない可能性が高いことを認識しておく

居抜き物件はその前の店と同業態で新規開店をするケースは多いのですが、単純にその業態の需要がないという可能性があることを抑えておかなければ失敗をしてしまう可能性が高いものとなっています。
前に入っていた店はサービスが悪いから潰れたのではと分析をしたとしても、そもそもその地域でその業態が必要とされていない場合にはなかなか人が入ってくれるものではありません。
新たな需要を引き起こすことが出来るだけの一手があるのであれば勝算も見えてきますが、安易にサービスや接客に力をいれれば上手くいくはずだという簡単な考えでは失敗をしてしまう可能性が高くなってしまいます。
ビジネスをする上で需要の見極めというのは非常に重要なものとなり、需要がない可能性が高いという部分は居抜き物件の最大のデメリットだといえます。